アンデス山中に墜落した旅客機の生存者の決死のサバイバルを描いたドラマ。監督は、ルネ・カルドナ。音楽は、ジェラルド・フリード。なんでも1972年に実際にあった事故を元にしてるらしく、軽く検索したら生存者は生きるため人肉を食べたりした、みたいな事が書いてあったりしたんですが、それから僅か4年の作品って事で、別に人肉とかけてる訳じゃないですが、フレッシュな間にやろう、って感じの企画だったのかなぁ、なんて思ったり。で、本作はメキシコ映画らしいんですが、オリジナルとUSA編集版があるらしく、これはUSA編集版用に新たにフリードが書いた音楽で、オリジナルはラウル・ラヴィスタと言う方の音楽が付いていたんだとか。で、この音楽は、当時の乗り物パニックなんかにありそうなライトで明快、なんだけどシンプル過ぎずドラマ性を感じられる良い感じのテーマ曲とちょっとプリミティブで哀が香る、私なんかだとネイティヴ・アメリカン的と言うか、ちょっとポルターガイスト2のアイツに繋がる感じのモチーフが軸で、あとはオーソドックスにドラマやサスペンスを支え時に盛り立ててく感じ。なんで、昔ながらなスコア好きとしては当然聴き心地は良くって、正に安定感の塊って感じ。フリードって個人的にはTVシリーズのEP関係しか聴いた事が多分殆ど無いと思うんで、それらだと基本的に良くも悪くも卒なくやる感じ、ってイメージだったんですが、コレとこのアルバムに収録されてるもう1作を聴くとそれだけじゃないっぽいなって思えて来て、ちょっと認識が変わりましたね。
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サントラは、BSX(DD)から「呪われた航海/悪魔の連続殺人!死を呼ぶ黄金の棺」とのカップリングでCD2枚組のアルバムが限定500枚で出てます。
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