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2022年2月4日金曜日

サントラ「ゴジラvsコング(Godzilla vs. Kong)(2021)」

ゴジラとコングの対決を描いたSFアクション。監督は、アダム・ウィンガード。音楽は、トム・ホーケンボルグ。コレの続編なのか前日譚的なのかTV枠のシリーズも製作されそうって話が出てるモンスターバースの最新作。ハリウッド規模でゴジラとコングが戦って変なのが出来ないかって正直心配してたんですが、出来上がったのを観てみるとKOMの影響か私なんか?の現実路線のリアリティからは大分離れましたが、でも笑みが込み上げて見栄えするバトルが連続するちょっと古めなエンタメ作って装いは懐かしく、なんか色々ツッコミながら楽しめるB級魅力系大作って感じは良い感じだなと(まぁ流石に陰謀論周りの描きはご時勢的にどうかと思いますが)。で、音楽はジャンキーXLのジャンキーことホーケンボルグ。所々レトロ寄りだったり軽めだったりするサウンドもありますが、基本はいつもと同じオケとプログラミングの圧で押してく形なんで、印象は大体いつも通り。一応ゴジラに伊福部意識なモチーフ、コングにノスタルジアな感動が滲む・・・ような気もするモチーフがあって、それぞれがスコアの中で顔を出すのがポイントだったりはしますが、悪目立ちも普通にあるんで、全体の印象としては過度な期待は禁物って感じかなと。まぁ個人的には意外と楽しめましたが。

(Amazon/CD)①
Amazon】(CD)②
Amazon】(ダウンロード)
TOWER】(CD)

サントラは、WaterTowerから出てます。CD-RとプレスCDがあり、アマゾンの①はプレス版(Rも混在してる模様)、他は不明。



【ゴジラvsコング 4K Ultra HD Blu-ray3枚組】

(Amazon)
TOWER

2022年1月24日月曜日

サントラ「クルードさんちのあたらしい冒険(The Croods: A New Age)(2020)」

原始人家族の冒険を描いたシリーズ第2弾。監督は、ジョエル・クロフォード。音楽は、マーク・マザースボウ。前作が結構ヒットした?んで続編の話はすぐに出てましたが、その後に色々あってなんか頓挫したみたいな話も目にした記憶がありつつ、気付いたら新作が出来てておーって思った1作。まぁなんか視聴意欲が全然湧かないんで現状観る予定はないんですが、サントラは、近年も実写はやってるんだと思うんですが、どっちかって言うとアニメ関係で良作を出してるイメージがあるマザースボウ、って事で購入。で、その音楽は、まぁ流石にツボは一応押さえてる感じの音楽にはなってて、コミカルな感じで場面に合わせながら、ファンタジーな響きを出してそれっぽいエモーションの高鳴りを演出したり、原始人とかプリミティヴとかの要素を意識してるんだろうなって音色やボーカルを加えたり、予告編音楽的な盛り上げにも近い楽曲があったり、1曲前作でシルヴェストリがブラスバンドを使った遊び的楽曲を意識してるっぽいのがあったりして、まぁ堅実っちゃ堅実。ただですねぇ、まぁ気持ちが入ってないとかって訳じゃないとは思うんですが、なんとなく状況描写を流れ作業的にやってる感じもするんで、個人的には可もなく不可もなくって感じかなぁ。モチーフが印象薄くて、顔出しがイマイチ(多分)なのもマイナス。

(Amazon/CD)
Amazon】(ダウンロード)
TOWER】(CD)

サントラは、Intradaからデジタルと同内容のCDが出てます。

【クルードさんちのあたらしい冒険 [Blu-ray]】

(Amazon)
TOWER

2021年12月10日金曜日

サントラ「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア(2021)」

川原礫の原作を元にアインクラッド編に新要素を加えて再構成するSAOシリーズの最新作で劇場版。監督は、河野亜矢子。音楽は、梶浦由記。一応アニメは観てますがコレはまだ未見。なんで内容はなんも知らないんですが、なんでもこれの続編が来年あるらしいんで、もう少ししたら観て来ようと思います。で、音楽。今回はアスナ目線の話だからか、例のSAOだったかキリトだったかのテーマは限定的で、基本はLuminous Swordで有名なアスナのテーマとミトのだと思う儚げ&哀な新モチーフの2つが軸。曲自体はノスタルジーな日常系、RPGっぽい異世界情緒系、不穏・雰囲気系、オペラティックなボーカルやコーラスを絡めた荘厳・ロック・テクノなアゲアゲ燃え系なんかの他に、絵は作り直してるけどTV版とほぼ同じ場面があるらしく、そこ用なのか既存曲のプログレッシブ・ミックスが5曲ある形。なんで、まぁ感触そのものはいつも通りって感じ。流れ的には、アスナが普通の女の子~閃光って呼ばれるまでを追ってる感じで、だからかミトっぽいモチーフは、まぁ新モチーフって所での意識付けを兼ねてってのもあるんだろうけど、最初から比較的明瞭に、まるでアスナのテーマを支え引っ張るように流れるけど、アスナのテーマは小出しが基本で、LSに近い形で聴けるのは多分ラストのみ。まぁ私が知らないだけで元々LSはそう言う楽曲だったのかもしれませんが、LSは閃光のアスナのテーマなんだけど、今回のアスナは閃光になる前(過程)が大半だから、閃光前のアスナのテーマとしてLSの最初のフレーズを使い、アスナの成長を表現してる、んだろうな、って言うのかな。なんで完全な形のLSを何度も聴きたい!って人には不満かもですが、個人的には思考(&嗜好)感を含め全然ありで、むしろミトのテーマの新鮮さの欠如、アレンジの弱さから来るモチーフの淡白さ、アスナの小出しが他メロに喰われてるように感じる・・・なんかの方が気になるかな、と。まぁでも、梶浦ファンなら納得のスコアだと思うし、個人的にもこの強固な安定感はやっぱ流石だなって思いますね。あっそれと今年の梶浦音楽だとプリプリCH1&2やヴァニタスや海賊王女もありましたが、コレはどっちかって言うとFSNHF、まどマギ、エルメロイなんかがチラつく気がして、別にだからどうだって訳じゃないんですが、ちょっと、おっ、って思いましたね。まぁエルメロイっぽいのは流石にまんま過ぎないかって思いましたが・・・。

(Amazon/CD)
Amazon】(CD)←メーカー特典付き
Amazon】(ダウンロード)
TOWER】(CD)

サントラは、アニプレックスから出てます。

2021年12月9日木曜日

サントラ「グレッグのダメ日記(Diary Of A Wimpy Kid)(2010)」

ジェフ・キニーの原作を基に冴えない少年の日々を描いたコメディ。監督は、トール・フロイデンタール。音楽は、セオドア・シャピロ。レンタルになってから1度観たんですが、え~っと確かクロエ・グレース・モレッツが出てたような・・・まぁそんな程度の認識ですが、でもなんかイメージとしては悪くなかったような気がする作品。で、音楽はシャピロ。本編が先に書いた感じなんで音楽も全然覚えてなかったんですが、これが改めて聴いてみるとこの手の作品が多いシャピロらしい安定した音楽になってて、軸って言うほど強固じゃないかもしれませんが、ライトでリズミックな楽しい感じのテーマ曲をモチーフに、状況に合わせてド真面目やミリタリーやその他諸々の要素を加えてくスタイル。まぁこう言うのなんで、曲が短かったり、アルバム全体で44分程度だったりと、そう言う意味での難や何かしらの物足りなさ(毒っ毛か?)は感じたりもしますが、でも期待を大きく超える事も下回る事も無いんで、まぁ現代的なコメディ音楽としては納得のバランスになってるんじゃないかな、と。因みに在庫が掃けないのかlalalaのサイトだと現在常時5ドルみたいなんで、興味がある人は直販でチョイスしても良いかもしれません。

(Amazon/CD)
TOWER】(CD)

サントラは、La‐La LandからCDが出てます。

2021年11月4日木曜日

サントラ「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020)」

元軍人で自動手記人形=代筆業職に就いた少女の成長を描いた京都アニメーション製作のファンタジー。監督は、石立太一。音楽は、エヴァン・コール。まぁ確かに涙は出るんで仕方ないとは思うけど、ここまで異常に泣くで押すとかえって興醒めする要因になったりしないのかな?って心配になっちゃうシリーズの一応の完結編。で、音楽は引き続きエヴァン・コール。TV版の本編はそれぞれ数回観た程度で細かい音楽使いとかが頭に入ってないし、サントラも買ってないから単純に比較出来ない(=自信は無い)んですが、ここでは、TVからのモチーフは断面的に流用し、後半の舞台のエカルテ島(ギルベルト?)に新たなモチーフを付け、後は物語のエモーションを刺激していくスタイル、なのかな?まぁ先に書いたようなヤツが聴くとそんな印象。で、メロを大事に場面とのバランスを大事にしてく音楽は、まぁこの手の音楽としては大分ゴリ押しな感動や定番に寄らず、意外と抑え目に、でもしっかり統一感、ドラマ性、場面描写を感じられる楽曲が揃ってて、ここは本編関係なくスコアとして良い感じ。他も温かみと優しさを常時感じさせながら、個々のドラマと想いを時に明るく時に儚く時に切なく表現してて、すこぶる印象的。まぁ嗜好的にはモチーフとその派生流れで注文はあるんですが、満足度って点ならまぁ十分。本編未見でも楽しめるんじゃないかな。特に欧州的なメロを大事にした音楽が好きならおススメ(タイプライター調?は前半にちょっとだけ)。個人的にはユリスと家族とリュカの所(中でも弟への手紙辺り)は音楽だけで涙腺決壊。あっ、それと話は変わるんですが、持ってるコールサントラはRCやシンフォニックなメタル流れを感じる(実際ラプソディー・オブ・ファイアとか好きらしい)系だけだったんで、TV版放送時に、へぇこんなのもやるんだー、ってちょっと意外に感じたんですよね(←だからなんなんだ)。ジョゼ虎も買ってみようかな。

(CD)
Amazon】(CD)←限定特典付き
TOWER】(CD)

サントラは、アニプレックスからCD3枚組のアルバムが出てます。劇場版に加え、外伝とTVモチーフを基にした新曲を収録。

【『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 Blu-ray(特別版)】

(Amazon)
Amazon】←限定特典付き
TOWER】←メーカー特典付き

【『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 Blu-ray(通常版)】

(Amazon)
Amazon】←限定特典付き
TOWER】←メーカー特典付き

【『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 DVD(通常版)】

(Amazon)
Amazon】←限定特典付き
TOWER】←メーカー特典付き

2021年10月28日木曜日

サントラ「キャッツ・アイ(Cat's Eye)(1985)」

スティーブン・キングの原作を基に短編3話からなるオムニバス形式のホラー。監督は、ルイス・ティーグ。音楽は、アラン・シルヴェストリ。ビルのヤツとトロールのヤツとあと1つは忘れましたが、確かクリープショーとも違った感じの小品で普通に面白かったイメージがあるんですが、そこを支えるのはこの時代のこのジャンル&シルヴェストリっぽいシンセスコア。デルタフォースにも通じる速テンポを刻みながらブワ~っとやったりシャキ~ンってやったりモワ~ってやったりして(←表現がw)ミステリアスで不気味・・・って言うほどではないけど不穏な雰囲気を構築しながら、要所要所でモチーフが鳴り、若干のポップさを含めた状況描写があるって感じなんで、基本こう言うのが好きなら問題ないんじゃないかな、と。モチーフはリズム上に奇妙で何処かユルイ?フレーズが被さるミスティ寄り?なんですが、後半になんかチープな音色で中世ヒロイック感も匂うメロが顔を出すのが、ちょっと意表を付かれるような気もして印象的。正直それほど万人受けするモチーフとは思えませんが、個人的にはまぁOK。BTTFっぽいのもあるし、ジャンルが良い感じに違う事もあってか、ロマンシングやデルタやエイラとも違うんで、こう言うシンセ系がイケるならどうぞ。

(Amazon/CD)
TOWER】(CD)

サントラは、Intradaから限定生産でCDが出てます。

【スティーブン・キング キャッツ・アイ [DVD]】

(Amazon)

2021年8月13日金曜日

サントラ「カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―(Color Out Of Space)(2019)」

H・P・ラヴクラフトの原作を基に隕石の落下によって未知の脅威に晒される家族を描いたSFミステリー。監督は、リチャード・スタンリー。音楽は、コリン・ステットソン。ヘレディタリーなんかをやってた人だと思うんですが、軽く調べたら元々と言うか本職?はサックス奏者の方なんですね。出身はカナダだとか。で、今回の音楽は、音自体は今風だけど80年代のプログラミングによるSF/ホラー/ミステリー的な感覚も思い起こすような音楽になってて、もの哀しいタッチをアクセント的に流しながら、アンビエント感やノイズやフレーズを挿入して、ヘレディタリーでもあった(ような気がする)ダークで異様な何かの叫びにも聞こえる音を含め、未知&脅威&SF!みたいな感覚をそれとなく、でもしっかりと残してく、そして題材から期待しちゃう人も多いはずなB級風味もある、だけど意外と緊張感を強いたり、硬質キンキンだったり、反復系でクセになっていく方向ではない、って言う、そんな感じの音楽群。ジャケを見てドラッグ&トリップ=狂喜みたいなノリがあるんじゃ?って予想はハズレだったかなって感じですが、これはこれでツボは抑えてるんじゃないかな。

(Amazon/CD)
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TOWER】(LP)

サントラは、Milan/Sony Classicalから出てます。



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TOWER

2021年7月4日日曜日

サントラ「刻刻(2018)(TVシリーズ)」

堀尾省太の原作を基に森羅万象が停止した世界「止界」を舞台にしたファンタジー。監督は、大橋誉志光。音楽は、未知瑠。要素的にはスリラーとかアクションとかSF色が強い気もするんで、いやファンタジーって書いたけどジャンル違くないか?、って思ったりもするんですが、まぁそこはめんどいんで置いておくとして、音楽をやったのは終末のイゼッタの未知瑠(さん)。イゼッタはオリジナル・アルバムなんかに近い感じでしたが、これはインダストリアルっぽさやエレクトリック感が出張ってて、そこにオケやスパニッシュやテクノやなんかが曲毎に表立ったり裏支えしたりしていく感じ。パッと聴いて、なんか昭和っぽい?家族が新興宗教の教祖+信者みたいなならず者達、そんなやさぐれ&チンピラ連中・・・みたいなのと全停止世界で戦う羽目になる、って話から想像出来るんじゃないかって言う、汚れ感&みすぼらし感&不良感、みたいなのを「タータタッタタッタッター」みたいな掛け声を含め感じられるのが面白いなぁとか思うんですが、それより、甘く無いへヴィな緊張感や不気味さと不安定感と格好良さ、生音やオケ方面でのエモーショナルな響き、惚けたニュアンス、リズミックな動き、等々、楽曲自体にそもそも根本的に魅力があるのがポイントなんですよね、コレは。ありがちな場当たり環境音楽みたいなのもゼロと言えるレベルなんで、確か、元々はソフト特典でしかサントラは無かったと思うんですが、こうやってそっち未収録曲もプラスして(たと思う)、単独で市販アルバムが出たのは良かったな、って思います。

(Amazon/CD)
TOWER】(CD)

サントラは、クリークから出ています。