2021年11月19日金曜日

サントラ「Inchon(1982)」

朝鮮戦争を舞台にマッカーサーが立案し実行した仁川上陸作戦を描いた戦争ドラマ。監督は、テレンス・ヤング。音楽は、ジェリー・ゴールドスミス。錚々たる面子を揃えながら色々トラブルが続き製作費が膨れに膨れた挙句、最終的に爆死したらしい統一教会製作の(結果的?)大作で、検索したら邦題っぽいインチョン!とかオー!仁川とか出て来たんで、ソフトがあるのかなって思ったんですが、今でも海外だと未ソフト化らしいんで、だとしたら多分違うのかな?まぁそんな感じなんですが、サントラはLP後CDが何度か出てて、コレで4回目(CDは全てIntrada)。その音楽は、民謡感も香るストイックでパワフルなやつ、国連軍かと思ってたらマッカーサーのらしいマーチ、ロマンティックなやつ、アリラン、ほかなんかの複数のモチーフを絡めてく物で、色彩こそダークなザラザラとした土埃感とか薄汚れ感とかをシリアスさと共に感じますが、モチーフ量が関係してかスコアとしてはカラフルな印象があったり、いつもながらコテコテのアジア感や単調さとは無縁だったり、個人的に韓国って感じはしないけど東洋的な意味合いっぽいパーカッション系の鳴りが面白かったり、ゴールドスミスの戦争物でも荒々しさが目立つような気がしたり、あとあと・・・と、まぁそんな感じ。いやほんと有名だし、正直何度もCD化されてる中で、何度も聴いてる人が多いと思うんで、私なんかが語った所でねぇ、って感じですよ、ほんとに。あっ、ただ1つ言うとすれば、この3枚組のディスク3はマスターは同じなんだけど初の映画使用順で収録してるのと細かい点?小節?を含め、なんかコレまでと違う所が微妙にあるらしく(順番以外は私じゃ判断不可)、実際使用順で聴けるらしいって言うプラシーボ的なヤツがあったとしても、このディスク3は思ってたより新鮮に聴く事が出来ましたね。正直初めは、好きなスコアだけど過去のアルバムは全部持ってるし、欲しいは欲しいから、最終的にどうせ買うんだけど、ちょっと懐的にはなぁ、とか思ってたんですが、結果的に買って後悔はありませんでした。

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サントラは、IntradaからCD3枚組のアルバムが期間限定生産で出てます。

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