ジェームズ・クラヴェルの原作を基に第二次世界大戦時の日本軍捕虜収容所内で生き抜く者達を描いた戦争ドラマ。監督は、ブライアン・フォーブス。音楽は、ジョン・バリー。なんでも、以前からある再録音アルバムを再発しようとマスターを取り寄せたら、なんと紛失してたと思われてたオリジナル音源も一緒に送られて来たと言う、そんな事があるのか!?って経緯があって出来たらしいのがこのIntradaのアルバム。で、その音楽は、所謂イケイケ戦争的な勇ましさや勇壮さや陽性感はほぼなく、テーマ曲は収容所内の重苦しい雰囲気とドラマを想起させる物で、基本はこのテーマのテイストを機軸にしたダークでドラマティックな音楽群が中心。若干日本と言うかアジア的なイメージがあるのかなって言う曲やサブ・テーマ的なマーチも顔を出しますが、印象に強く残るのはやっぱテーマ曲(もの哀しいと言うよりなんか空しさを感じるのが遣る瀬無い)とそのアレンジと奥深さから来る聴き心地。正直バリーの同時期の他作と比べると、あんまり万人ウケし難そうな音楽って思ってて、こうやって改めて聴いてもそう言う印象はやっぱあるんですが、スコアとしては全然見劣りしないと言うか、普通に良いですね。オリジナルと再録音が結構違うのも面白い。
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