復活したジェイソンが殺戮を繰り返しながら豪華客船に乗ってニューヨークへやって来る13金シリーズの第8弾。監督は、ロブ・ヘデン。音楽は、フレッド・モリン。ハリー・マンフレディーニと一緒にやった前作は、2つのカラーがモチーフを含めて上手く作用して、どちらの個性も良さも感じさせる音楽になってましたが、今回はモリンの単独。で、じゃぁどうなったのかと言うと、まず大きい所だと、例の13金テーマは未使用(lalalaによると本編で流れるのは製作側が付け足したからなんだとか)、で、音楽自体はこの時代のホラージャンルらしいシンセ主体の定番路線で、まぁそれ以上でもそれ以下でもない、って言ったらそれまでなんですが、基本、サウンドを生かしての、ハッタリとか、空気感とか、リズムとか、の組み合わせなんで、ジャンル&懐かしさ的な意味での魅力はあるけど、スコアとしての噛み応えは、そこそこ止まり、って感じ。まぁ後半にサックス系で都会感を醸し出す楽曲があったりするのはオッと思いましたが、モチーフ的なメロやリズム&別の印象的な特徴がある訳でも無いんで、全体を聴いて思うのは、マンフレディーニの音楽が「効果」以上に13金の顔になってたんだなぁ、って事。まぁシンセホラースコアとしての味わいはあるんで、別に悪い訳じゃないんですが。因みに、モリンも最初の楽曲だと微妙にマンフレディーニを意識してますね。
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サントラは、La‐La Landからスコアと主題歌を含む歌曲を収録したアルバム↑が限定2000枚で出ています。また、WaxworkからLPも発売↓。
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