2021年10月9日土曜日

サントラ「移動都市/モータル・エンジン(Mortal Engines)(2018)」

フィリップ・リーヴの原作を基に移動する巨大都市の戦いを描いたSFアクション。監督は、クリスチャン・リヴァース。音楽は、トム・ホーケンバーグ。監督を含め製作側がピーター・ジャクソン組らしく、だからか演奏がニュージーランド交響楽団で、指揮がコンラッド・ポープみたいなんですが、じゃなんでハワード・ショアじゃないんだって言えば、それはまぁスチームパンクな世界観だし、ジャンキーはデスローだし、ってのが理由なんでしょう(・・・もちろん適当)。で、それはそれとして音楽なんですが、コレが意外?にも生音シンフォニック感のあるスタイル。しかもちゃんと明瞭で優先順位のあるモチーフがあって、デジタルサウンドの洪水や圧や雰囲気で押し切るような雑さとは無縁?または縁遠い?、事もあってか聴き心地は結構オーソドックス。モチーフは、華やかで壮麗な英国ファンファーレ系、主人公?を表すストイックなヒロイック系(本人=想い・決意・勇気/他人=信頼出来るリーダーみたいな?)、如何にも敵なダーク系、危機的状況アラーム?系、なんかが個人的にはモチーフなんだろうな~って思ってるヤツなんですが、これらの中で特にキャッチーなのは前者の2つ。ファンファーレはそのものズバリな顔出しは少ないけど存在感は強く断片もちょくちょく見え隠れし、ヒロイック系は軸って感じで顔出しも1番多くグッと率も高め。ドラマ描写感が普通にあるし、オペラティックなボーカル、いつもより幅があるような気もするデジタル音、打楽器的な打ち鳴らしや荒々しい定番ジャンキー、モチーフのアレンジ&組み込み、なんかを含め、まぁ気になる点はあるけど、個人的には好きですね・・・ってまぁ以前から好きだったんですが、ほんと半年ぶり位に久々に聴いて、やっぱ良いなぁ、って思いました。

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サントラは、Backlotから出ています。



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