2021年10月3日日曜日

サントラ「ロバート・アルトマンのイメージズ(Images)(1972)」

スザンナ・ヨークの原作を基に幻覚に悩まされる女性を描いたミステリー。監督は、ロバート・アルトマン。音楽は、ジョン・ウィリアムス。主演のスザンナ・ヨークが原作者でカンヌか何かで主演女優賞を獲得した作品らしいんですが、個人的には多分未見。で、音楽はコレの翌年にアルトマンの「ロング・グッドバイ」もやるウィリアムス。ツトム・ヤマシタ(山下勉)が参加してるのを知ってた位なんですが、コレがミステリアスで妖しいテーマ曲を据えつつも実験・前衛感強め系な音楽になってて、一応悲哀クラシカルっぽいのもあるんですが、基本はギターやストリングスや尺八や呻き声や吐息ほかを組み合わせた抽象的なインパクトとテーマ曲流れでのメロー世界で押してくスタイル。で、聴く前なんかは、幻覚をサイケ&トリップな狂気染みた感じでやってるんじゃ?とか思ってたんですが、実際はそうじゃなく、もっと昔の屋敷ホラーなんかに個人的には近い気がして、なんて言うか、例えば、チェンジリングとか悪魔の棲む家とかたたりとかなんかに流れてそう、なんて思ったりするような気も、しないような気も・・・。って、まぁそれはそれとしてなんですが、スコア自体は、前衛・実験系がモリコーネのマジ系って言うより、ゴールドスミスの猿の惑星やシフリンの大自然の闘争みたいな感じで取っ付き易く(?)、繰り返し顔を出すテーマ曲も印象的なんで、前衛・実験系によっぽど拒否反応が出る人じゃなきゃ、問題なく聴けるんじゃないかな。私なんかは、何度聴いてもウィリアムスって感じがしな~い(音楽技法とか分からないからだろうけど)、なんかここ時代劇っぽく聴こえる~(時代劇詳しくないけど&根拠なく佐藤勝が浮かぶ)、あ~このポコポコ音ハーマンの骸骨思い出すな~(曲自体が似てる訳じゃない)とか思ったり、言ったりしながら、楽しめました。

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