2020年5月30日土曜日

サントラ「レッド・ムーン(The Stalking Moon)(1968)」



アパッチ族に長年囚われている母子を救出した男と追跡者の攻防を描いた西部劇。監督は、ロバート・マリガン。音楽は、フレッド・カーリン。オーケストラとエレクトリックを組み合わせた魅力あるスコアを書く人ですが、サントラがあまりリースされてないので馴染みがあるかと言うと微妙だけど、でも「ウエストワールド」と「未来世界」があるから個人的には大して担当作は知らないくせに一定の存在感がある感じの立ち居地にいるカーリン、の初期の名作らしいのがコレ。女性の子供はアパッチとの間の子で、追跡者は父親で、追跡者の姿はあまり映さずに襲撃の緊張感を煽る演出、等々からダークな緊張感は想像出来ますが、確かにそう言う感覚はあるし、西部劇のイケイケの格好良さや高揚感をストレートに感じさせる音楽と言う感じでもありませんが、それでも印象はやっぱり西部劇で、特に主人公のモチーフだと思われるテーマ曲は大らかでノスタルジックな味わいのある何とも素朴なロマンを感じさせる曲で、口笛の存在や軽妙さも相まって、感覚的には駅馬車みたいな世界観が過ぎるような感じ。で、これと母親の境遇を捉えるような不吉でトラジックな風合いのモチーフの2つを軸にしながら、追跡者から逃れる過程を不穏かつサスペンスフルに捉え、アクションを盛り上げ、ドラマを補完していきますが、シビアなテイストのあるアクションやサスペンス系になると「ウエストワールド」や「未来世界」を思い出すのは、元々カーリンの個性を明確には分かっていないと思っていたけど、でも意外とカーリン独特の感触と言うのを感じ取っていたのかも・・・なんて思ったりも・・・。まぁ、だから何だよって感じですが、全体的に西部劇と言う大枠のイメージから想像出来る音楽とは違う部分もあるんで、そう言う意味では人を選ぶかもしれませんが、スコア的にはカーリンの良さを感じられる音楽になっていると思います。それと、このアルバムは日本人のカーリンのファンの方達が立ち上げたレーベルRMDUがリリースしたアルバムの第1弾で、本アルバムと第2弾のカーリン電子音楽作品集はプロモーション用、第3弾の「未来世界」は正規盤でした。

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サントラは、Reel Music Down Underから限定1000枚でCDが出ています(レーベル完売?/プロモ用/国内流通用は日本語解説書付き)。

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