乳癌を患う女性の決意を描いたドラマ。監督は、フリオ・メンデム。音楽は、アルベルト・イグレシアス。女手1つで息子を育てる女性、乳癌を患い、片胸切除、恋人が出来、新たな命を宿すと癌が再発、そして・・・と言うお話。イグレシアスの音楽は、こう言う題材だとてっきり感傷的な風合いに寄った音楽を書くもんだと思ってましたが、まぁそう言う側面が無い訳じゃないですが、コレなんかはそこまで感情に近づき過ぎずな距離感を保ってる感じで、スタイルはピアノと小編成のストリングスによる室内音楽系。抽象さや高尚や芸術的な感触とメロを流麗に奏で過ぎず、楽器の組み合わせによる奥深い世界観を構築しながらドラマの進行を手助けしてて、小難しい感覚に起因する薄暗い感じは普通にありますが、思ってたよりダークな感覚は強くなく、温かく優しくちょっと夢心地なのを含めたモチーフ的なのを含め陽な感覚も適度に常駐してる感じ。個人的には1箇所裏切りのサーカスを思わせる部分があったりしたのにオッと思いましたが、全体的にはこの手のドラマをセンチメンタルし過ぎない按配で捉えた魅力があるって言うのかな。編成が大きくない=こじんまりとしてる分、楽器の組み合わせや残響と言った所に意識が行き易く、じっくりと耳を傾けて聴ける気がします。
(Amazon/CD)
【Amazon】(ダウンロード)
【TOWER】(CD)
サントラは、Quartetから出てます。
●【あなたのママになるために [レンタル落ち]】
(Amazon)
【amazon prime video】(字幕版)
【TOWER】
0 件のコメント:
コメントを投稿