ジョゼフ・ジョフォの自伝を基にドイツ軍から逃れるため第2次大戦時のフランスからスペイン国境近くへ向かうユダヤ人兄弟を描いたドラマ。監督は、クリスチャン・デュゲイ。音楽は、アルマンド・アマール。ジャック・ドワイヨンの「赤いビー玉」のリメイクっぽいんですが(同原作と言うだけか?)、日本だと映画祭か何かで上映、またはTVか衛星なんかで放映された、のかは分かりませんが、ソフトなどは検索してもヒットしないけど日本語タイトルは出て来ると言う1作。赤を青に変えているのに何か意味があるのかは知りませんが、音楽は哀のある何処かおぼろげなメロやリリカルで儚げなメロをモチーフ的に加えながら、明るく快活に捉えたり、不穏な雰囲気を醸し出したり、サスペンスフルに盛り上げたり、感動的に彩ったりしてて、端的に言ってグッと来る音楽だなって感じ。個人的にはモチーフの存在感に注文を付けたい感じはするんですが、題材や予告などの映像を観た感じだと意図的にこう言う按配に抑えてるような気もするので、ここは音楽を聴いて個々がどう感じるか、判断するか、と言う所に委ねるしかない部分かもしれないんで、まぁ良いかな、と。で、アマール的なと言うかアマール作品でよくある(そういう題材を手掛けてるからなんでしょうが)民族的なアプローチはここに関しては部分的に僅かにあるかな程度でなのが少し意外でしたが、その分、アマールの魅力・安定感と言うか堅実さを感じ易い音楽とも言えるんじゃないかな。因みに、サントラ収録曲中、1曲は指揮も担当してるウーゴ・ゴンザレス=ピオリの曲で、もう1曲はアンネ=ゾフィー・ヴェルスネヤンとアマールの共作と表記されてます。
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サントラは、Milanから出ています。
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