2020年12月13日日曜日
サントラ「トールキン 旅のはじまり(Tolkien)(2019)」
「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビットの冒険」の原作者J・R・R・トールキンの半生を描いたドラマ。監督は、ドメ・カルコスキ。音楽は、トーマス・ニューマン。丁度1917~があった時期の作品なんで、そっちの陰に隠れてしまった感はあるんですが、個人的にはこっちの方が素直なニューマンを聴けるような印象があって(いや別に1917がニューマンらしくないと言うつもりはないんだけど)、スタイル的にはトーマス独特の幻想感&浮遊感&民族感・・・etcと言った、ニモやヘルプやマララやパッセンジャーなんかの、あっち路線。で、結構人間ドラマ寄りな事もあってか、意外と大人しいと言うか、落ち着いてると言うか、みたいな事を思ったりもするんですが、そうは言っても、リリカルな暖かさに感傷的なニュアンスを加えたり、爽やか+陽性と共にリズミックに進んでいったり、不穏な感覚を醸し出したり、程よくエピックな広がりを感じさせたり、グッとエモーションを動かしていったり、と聴き所は十二分にあるんで、全体的にはきっちり手堅く仕上げてる、と言って良いんじゃないのかな、と。まぁ、欲を言えばミリタリックや史劇的なタッチを、遊び程度で良いから加えた楽曲も聴いてみたかった気はするけど、僅かにあるコーラスや囁き声みたいなボーカルが指輪物語やファンタジーに繋がる感じになってるし、派手ではないけど楽曲の存在感は申し分ないんで、まぁトーマスのこの路線の魅力は十分あるんじゃないかな。
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サントラは、Sony Classicalから出ています。CDは、米版がCD‐R、欧州版がプレスCDみたいです。
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↓は、日本版(配信のみ?)。
●【トールキン 旅のはじまり (字幕版)】
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●【トールキン 旅のはじまり (吹替版)】
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↓は、海外版ソフト(日本語有りと表記)。詳細は、各自でご確認を。
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