2021年12月10日金曜日

サントラ「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア(2021)」

川原礫の原作を元にアインクラッド編に新要素を加えて再構成するSAOシリーズの最新作で劇場版。監督は、河野亜矢子。音楽は、梶浦由記。一応アニメは観てますがコレはまだ未見。なんで内容はなんも知らないんですが、なんでもこれの続編が来年あるらしいんで、もう少ししたら観て来ようと思います。で、音楽。今回はアスナ目線の話だからか、例のSAOだったかキリトだったかのテーマは限定的で、基本はLuminous Swordで有名なアスナのテーマとミトのだと思う儚げ&哀な新モチーフの2つが軸。曲自体はノスタルジーな日常系、RPGっぽい異世界情緒系、不穏・雰囲気系、オペラティックなボーカルやコーラスを絡めた荘厳・ロック・テクノなアゲアゲ燃え系なんかの他に、絵は作り直してるけどTV版とほぼ同じ場面があるらしく、そこ用なのか既存曲のプログレッシブ・ミックスが5曲ある形。なんで、まぁ感触そのものはいつも通りって感じ。流れ的には、アスナが普通の女の子~閃光って呼ばれるまでを追ってる感じで、だからかミトっぽいモチーフは、まぁ新モチーフって所での意識付けを兼ねてってのもあるんだろうけど、最初から比較的明瞭に、まるでアスナのテーマを支え引っ張るように流れるけど、アスナのテーマは小出しが基本で、LSに近い形で聴けるのは多分ラストのみ。まぁ私が知らないだけで元々LSはそう言う楽曲だったのかもしれませんが、LSは閃光のアスナのテーマなんだけど、今回のアスナは閃光になる前(過程)が大半だから、閃光前のアスナのテーマとしてLSの最初のフレーズを使い、アスナの成長を表現してる、んだろうな、って言うのかな。なんで完全な形のLSを何度も聴きたい!って人には不満かもですが、個人的には思考(&嗜好)感を含め全然ありで、むしろミトのテーマの新鮮さの欠如、アレンジの弱さから来るモチーフの淡白さ、アスナの小出しが他メロに喰われてるように感じる・・・なんかの方が気になるかな、と。まぁでも、梶浦ファンなら納得のスコアだと思うし、個人的にもこの強固な安定感はやっぱ流石だなって思いますね。あっそれと今年の梶浦音楽だとプリプリCH1&2やヴァニタスや海賊王女もありましたが、コレはどっちかって言うとFSNHF、まどマギ、エルメロイなんかがチラつく気がして、別にだからどうだって訳じゃないんですが、ちょっと、おっ、って思いましたね。まぁエルメロイっぽいのは流石にまんま過ぎないかって思いましたが・・・。

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サントラは、アニプレックスから出てます。

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