同房者に成りすました男が強盗計画に巻き込まれていくサスペンス。監督は、ジョン・フランケンハイマー。音楽は、アラン・シルヴェストリ。個人的には「この人の映画は音楽が良い」系監督枠にいるフランケンハイマー晩年作で、映画だと確かコレが逝作だったような気がする作品。間違えてなければ、軽く思い返すだけでも、エルマー・バーンスティーン、モーリス・ジャール、ジョルジュ・ドルリュー、ジェリー・ゴールドスミス、ヘンリー・マンシーニ、ドン・エリス、ジョン・ウィリアムス、レナード・ローゼンマン、ゲイリー・チャン、ビル・コンティ、なんかとやって来ましたが、コレはシルヴェストリ。多分初顔合わせだと思うんですが、ここで聴けるのは、いつもながらな、まぁシルヴェストリだよな、って言う音楽群。ドラマ的なエモーションはモチーフのメロに任せてる感じなんで、思ってたより印象はシビアで辛口?なんですが、その分、溜飲が下がるんじゃないか、って言う気がする、って言う所で、ファンならどう言う類かは想像出来るんじゃないかな、と。で、そこにダメ押し的にプッシュされるのが先にも書いたモチーフ=テーマ曲で、これが哀と美と儚で聴かせるモチーフになってて、万人に対して脳裏に刻まれるほどのインパクトがあるかは正直分からないけど、シンプルだし、繰り返し何度も流れて来る事もあって、存在感は十分(個人的には好きなタッチ)。全体的にコレと言って飛び抜けた感じこそしないけど、スコアやシルヴェストリが好きで聴く分には問題なく楽しめると思いますね。
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