2021年1月8日金曜日

サントラ「キング・オブ・シーヴズ(King of Thieves)(2018)」

2015年に実際に起こった窃盗事件を基に英国史上最高齢の金庫破り集団を描いたクライム・ドラマ。監督は、ジェームズ・マーシュ。音楽は、ベンジャミン・ウォルフィッシュ。マイケル・ケインを筆頭に渋顔が揃ってる1作で、日本で全然ソフトが出ないなと思ってたら、なんと2021年1月15日から劇場公開するんだとか。予告を観る限りお爺ちゃんオーシャンズみたいなんですが、サントラのジャケ絵は裏側も含めプロっぽい紳士クールな趣。まぁそれはそれとして音楽ですが、これが「いやケイパー物なんで」「あっそうっすよね」って言うやり取りが頭に浮かぶようなジャジーな音楽になってて(なんだそれw)、いやいやなかなか格好良い。なんでも監督のイメージにジョン・バリーがあったらしく、音楽もそう言う往年かつ渋い香りを感じさせるんですが、そこにオーシャンズ的な華やかさや今風のリズム感覚なんかが織り込んであって、古臭くなり過ぎず今っぽくなる過ぎずなバランスになってるのが良い感じ(基本は往年路線かな?)。まぁデジタルなリバーヴが厚めと言うか、ちょっとキレやシャープさに欠けたりもするんですが、顔出し頻度や存在感も含め問題のないキャッチーなテーマ曲(マイケル・ケイン演じるリーダーのモチーフらしい)があるし、ロマンティックに聴かせたり、著名クラシックを絡めた遊びなんかがあったりもして、全体的にエンタメ感のある普通に楽しいジャズ・スコアって感じ。

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サントラは、Milan(のフランス?)から出ています。

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