両親の離婚に悩む少年が近所の女性に取り憑いている魔女と対決するホラー。監督は、ブルット・ピアスとドリュー・ピアス。音楽は、デヴィン・バロウズ。なんでも新型コロナの影響でドライブイン上映に変更したら予想外の大ヒットになってるとかで、結構露骨なエグイ描写もあるらしいんですが、80年代辺りホラーへの愛情がありそうな設定も含め、興味があるなぁ。で、音楽は初めましてのバロウズ。IMDBを見ると担当作は少なく、この兄弟監督の前作ゾンビ~を担当し、出身がデトロイト、以外の事はよく分かりませんが、ここで聴ける音楽は、今風のショッキング路線とは一線を画す、かは置いておいて、個人的にホラーだと特に欲しいと思ってしまうテーマ曲的なモチーフが無いのを除けば、ホラー的な空気感、対決、ティーンが主役の日常、と言った所をオーソドックスかつ懐かしさのあるタッチで描写してて、正直もっとこうメタリックなサウンドやノイズや不協和音を多用して、ジョセフ・ビシャラとまでは言わないにしても、なんかそう言う感じも予想してたんで、結果的には良い意味で読みが外れたな、と。サンプルを聴いて想像してたよりもずっと真っ当な感じだし、ホラー系と言う括りで語るべきか悩みますが、取り合えず、ホラー路線はホラー路線なんだけど各楽曲に幅を感じさせると言うか、なんて言うかな、この言い回しが良いのかは自信がないんですが、アリ・アスターのヘレディタリーでの恐怖表現の幅の音楽版、みたいな感じがあると言うのか、まぁ何処となくそんな言葉が沸いて来る感じがあって、有名所が匂う部分も含め、個人的にはオッと思えたんで良かったかな、と。
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