石田スイの原作を元に人を喰らうグールと呼ばれる怪人が存在する東京を舞台にしたＳＦアクション。監督は、萩原健太郎。音楽は、ドン・デイヴィス。いつ頃だったか忘れましたが、なんか急に名前を見なくなったんで、もしかして病気？体調でも悪い？、なんて思ったりして少し心配してたんですが、なんでも舞台だったか演劇だったか（って同じか？）の方面にシフトチェンジしてたらしく、本作は久々に映画方面に復帰した年に手掛けた３作の内の１つ。で、その音楽は、変に奇を衒ったりはしないオーソドックスな物で、マトリックスやジェームズ・ホーナー譲り・・・とかいちいち書くのは面倒なので割愛しますが、そう言うっぽい要素や堅実さを感じられる楽曲が中心の安定したスコア群。派手な部分も、抑制の利いた部分も、ＲＣ的だったり、テクノ増しだったりする所も卒なく聴かせてくれ、まぁ軸としてはちと弱いんですが、運命ダークヒーローっぽい金木のモチーフ＝テーマ曲とリリカルで儚げなヒナミ？のモチーフと言った印象的なモチーフがあるのもプラス要因になってて、１曲ダニー・エルフマンっぽくなるのもシーンを考えるとなんら疑問を挟む余地は無し、と言う感じになるのが笑える・・・まぁ、個人的には、ですが。で、これからまたデイヴィスが聴けるようになるのか～と思ってたんですが、そしたらこれの翌年に手掛けたのは１本のみで、しかもそれ以降は新作が無いみたいなんで、うーん、今何やってんだろう？また演劇とかやってるのかな？映画で新作を聴きたいんだけど・・・と言う事で、マトリックスの新作でのカムバックを期待してます。因みに、デイヴィスは本作の続編があるならやりたいとインタビューで言ってた記憶があるんですが、残念ながら続編は小田朋美と菊地成孔のお二方が担当したとの事。
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サントラは、松竹（国内）↑とＭｉｌａｎ（海外）↓から出ています。後者はＲＡＤＷＩＭＰＳの野田洋次郎のソロプロジェクトであるｉｌｌｉｏｎの主題歌「Ｂａｎｋａ」を追加収録。
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