2020年11月28日土曜日

サントラ「ロボコップ2(Robocop 2)(1990)」

近未来のデトロイトを舞台に犯罪と戦うロボコップの活躍を描いたSFアクションのシリーズ第2弾。監督は、アーヴィン・カーシュナー。音楽は、レナード・ローゼンマン。オリジナルのトリロジーでベイジル・ポールデュリスが担当しなかった唯一の作品で、本編はどうか知りませんが、音楽は何となく1番人気が無いんじゃないかと言う気がしたりするんですが、個人的にはポールデュリスに負けず劣らずと言うか、いやどれが好きかと聞かれたらやっぱポールデュリスの担当作を挙げるとは思うんですが、このローゼンマンの音楽も力作だと思ってて、ちょっと単にポールデュリスと比較して下に見る意見には物申したい(そう言う意見を度々目にするんで)・・・と言いたくなる位には聴いてると気分が上がる大好きなスコア。特にビル・コンティやウェスタン?の影を感じるテーマ曲は力強く魅力的なフレーズとメロを持ったモチーフで、ポールデュリスのテーマ曲とは感じこそ違うけど、明らかにその鉄分を意識し、でも差別化もキッチリ出来てる、と言うバランスが絶妙な名テーマ曲だと思うんだけどなぁ(微前衛ニュアンスもローゼンマンっぽいし)。例のロ~ボコ~ップと言うコーラスも、前作とは違ってロボコップが映画の中でも外でもシンボリックになった事を感じられて、単純に面白くて良いアプローチだと思うんだけど、意外とそう思わない人が多いのかなぁ。このテーマ曲が何度も顔を出すグッと来る設計だし、ローゼンマンとしてはエンタメ感強めなキャッチー系だし、オリジナル感もあるし・・・うん、悪く感じる所が全然無いんですけど、ってな感じに個人的にはやっぱ良いな、と。

TOWER】(CD)

サントラは、Varese Sarabandeから従来版未収録曲を追加したCDが限定1500枚で出ています(レーベル完売?)。

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