2020年11月15日日曜日

サントラ「ベル&セバスチャン(Belle et Sébastien)(2013)」

セシル・オーブリーの原作を基にユダヤ人一家を救うため冬のアルプス越えを目指す少年と野犬を描いたドラマ。監督は、ニコラ・ヴァニエ。音楽は、アルマンド・アマール。気にはなりつつ観ては無いんですが、これって「名犬ジョリィ」なんですよね、確か。日本ではアニメになってたりするし、海外でも何度か映像化されてたと思うんですが、これはそれを新しく映画化した物で、監督は毎度違うみたいですが、キャストなどは基本変わらず、続編も2作あるとか。3はアマールの他に誰か関わってたみたいですが、取り合えず音楽もアマールが3作ともやってて、これはその1作目。その音楽は、多分モチーフは3つ位あって、ピアノのリリカルなサウンドと弦楽器のもの哀しい響き、アコースティックなギターの爪弾き、古的な笛の音なんかを絡め、合間合間で違いはあるんだけど、空気感的には透明度と希望と冷感と爽やかさが漂い、決して派手さで押したりはしないんだけど、シリアスだったり、躍動感がプラスしたり、ボレロ的に盛り上がったりもして、物語の起伏を堅実に感じさせてくれる安心のスコア群。まぁ、聴いた時に感じた程モチーフが記憶に残んなかったのは残念な気もしますが、それも含めあまり悪い印象に向かわないのが、根本的なスコアとしての良さを証明していると言うのかな。「Belle」「L’oiseau」の2つの歌曲も印象的だし、メロがモチーフとしてスコアの中で使用されているのもポイント。因みに、歌曲は両方ともジャック・ホワイトの曲(後者はエリック・ドゥマルサンも)だとかで、サントラに収録されてる歌3曲の内2曲はザーズが歌い、もう1曲は主演のフェリックス・ボシュエが歌ってます。

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サントラは、GAUMONT?Parlophone?Warner France?なのか分かりませんが、海外でCDが出ています(フランス語表記と英語表記の2種)。因みに、日本のダウンロード版はなぜか日本語タイトルで販売されています↓。

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↓は、日本版ソフト。詳細は、各自でご確認を。

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