2020年10月31日土曜日

サントラ「13日の金曜日 PART7 新しい恐怖(FRIDAY THE 13TH PART VII: THE NEW BLOOD)(1988)」

ホラーアイコンであるホッケーマスクがトレードマークの殺人鬼ジェイソンを生み出したシリーズの第7弾。監督は、ジョン・カール・ビュークラー。音楽は、ハリー・マンフレディーニフレッド・モリン。これまで色々と殺戮を繰り返しながら、倒されてもブギーマンに負けじとしぶとく復活して来たジェイソン、今回は超能力少女を相手に奮闘してましたが、確かシリーズ屈指の劣勢回と言うか、かなり苦戦気味だったような・・・とかは、まぁ、それはそれとして、このシリーズの音楽と言えば例のキ・キ・キ・マ・マ・マと言う有名なフレーズを組み込みながら切れ味と冷徹なメタリック感のあるサウンドで神経に迫って来る感じのスラッシャーな音楽を書いて来た訳で、今回のマンフレディーニも基本は同じ。ハッキリ言って金太郎飴と言えばそうなんでしょうが、もうこれは伝統芸みたいな領域なんで、特に言う事は無し。ですが、今回コレだけで終わらないは言うまでもなくモリンがいるからで、数え間違えてなければ、比重はマンフレディーニよりもモリンのほうが上(全39曲中28曲がモリン)。で、音楽もリリカルでミステリアスで儚い感じが絶妙なティナのモチーフを中心にマンフレディーニよりもライトに聴かせてくれ、良い意味でキャッチーな空気感を持つミスティ・ホラーが13金の世界に新しい息吹を・・・なんて事があるのかどうかは知りませんが、マンフレディーニには無い魅力をモリンが加え、それが再度マンフレディーニを引き立てる要因にもなって~みたいな相乗効果=意味のある共演。にはなってるかなと。実際13金の中でも音楽的には取っ付き易い1作だと思うし、まぁ、うん、少なくとも、個人的には好き。因みに、前年の1987~1990年に放映されたこの13金とは関係ない13金のTV版(分かり難いな)や次の8作目はモリンが単独でやってます。ハッピーハロウィ~ン

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サントラは、La-La Landから限定2000枚でCDが出ています。因みに同内容のLPとダウンロード版も先に出てて、そっちはWaxwork Recordsから。

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