娘が心配で行動を監視するようになった弁護士の父親を描いたコメディ。監督は、ヘンリー・コスター。音楽は、ジェリー・ゴールドスミス。なんでもキャリア初期作の中でサントラが出てなかった作品らしく、今回音源が発見された事を受けてほぼフルスコアの内容をステレオとモノラルで収録しCD化、したのがコレなんだそう。で、その音楽は、当たり前のようにキャッチーなテーマ曲をベースにした物、なんで聴いてもらえば良さは分かると思うんで割愛しますが、個人的に興味深さも相まって面白かったのが、全体的にあまりゴールドスミスって感じがしなかった事。いや、別にゴールドスミスっぽく無いとか、魅力が薄かったとかじゃなくって、なんて言うか、ゴールドスミスの音楽、って言うよりもっと広い意味でのライトで軽妙なコメディって感じに聴こえたなって事で、なんで、ゴールドスミスだと知らずに聴いたら、もしかしたらゴールドスミスの音楽だと即断出来なかったりしたかも、なんて思ったり、思わなかったり・・・。だけどミッキーマウジング的にがっちり合わせてるんだろうなと言う中でも「合わせ」ばかりに気が回ってる感じじゃない=音楽的面白さが損なわれないし、多分登場人物の出身地?なのかな?みたいな感じでちょくちょく異国感が出て来るのも印象的で、スコア的にはまぁ軽く言っても流石って感じ。今じゃこう言うのはまず聴けない(可能性が高い)、と言う意味でも色々感じられる音楽なんじゃないかな。
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【TOWER】(CD)
サントラは、Intradaから限定生産でCDが出ています。
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