2021年3月10日水曜日

サントラ「A United Kingdom(2016)」

スーザン・ウィリアムスの原作を基にボツワナ共和国初代大統領とイギリス人女性の結婚を描いたドラマ。監督は、アマ・アサンテ。音楽は、パトリック・ドイル。肌の色、国籍の違い、近隣国がアパルトヘイト、演者はデビッド・オイェロウォ、ロザムンド・パイク、トム・フェルトン、等々とウケそうな要素はあるんですが、ソフトがヒットしないんで、現状日本だと観れないっぽい?かもな1作。で、音楽はドイル。題材的にアフリカテイストのある音楽になってそうだなぁ、と思ってたんですが、これがなんと地域色が全く無いスタイル。いや音楽性的には実はあるのかもしれないけど、素人目線では民族楽器やボイスを使ってのアフリカンな感じしか分からないんで、そう言う面では全く無いと言えるレベル。で、ならどうなってるのかと言うと、この夫婦を俯瞰して見つめるように優しく感情を刺激していく系の音楽になってて、演奏自体がゆったりとしているんで何処と無くランディ・エデルマンを思い出すような感じも個人的にはあるかな、って感じ。モチーフは多分2つあって、シンプルなフレーズを繰り返す方がテーマ曲で、もっとメロっぽさのある方がサブ・テーマだと思うんですが、この2つが何度も繰り返し流れてくる構成。当然、不安げで不穏で意味深で・・・と言う題材にありそうなサスペンス&ダーク方面もあるんですが、思ってたより基本明るいトーンになってるのが印象的、なスコアになってます。

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サントラは、Varese Sarabandeから出ています。

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