4つの異なる時代と物語を描く歴史ドラマ。監督は、D・W・グリフィス。音楽は、カール・デイヴィス。今では問題作のド定番になってる「國民の創生」の次にグリフィスが監督したモノクロの大作サイレント映画で、当然サイレントなんで、これはリバイバルかなんかの上映の際に新たにデイヴィスが書いた音楽を収録してるアルバムなんですが、これが同様の企画(ナポレオンやベン・ハーやオペラ座の怪人や・・・等々)にデイヴィスが書いた音楽に負けず劣らずな力作で、個人的には今回初めてこの音楽を聴いた事もあって、やっぱデイヴィスのこう言う企画は外れないなぁと再確認出来て、なんか嬉しい。で、その音楽は、史劇系?のテーマ曲や民族感を匂わせるメロなどの耳馴染みの良いモチーフを軸に据えながら、大時代的な感覚とクラシカルな風格を併せ持つ、純にドラマティックな響きを持った物で、個人的にはドラクエなんかのRPGゲームを思い出させるタッチがあったのが印象的でしたが、デイヴィスと言う意味では、格調高くてもそこまで神々しさや宗教感に寄らず、親しみ易く英国的なエレガントさを感じられるのが、っぽい、んじゃないかなと思ったり。確か公式サイトにベン・ハーはコレの後に取り掛かったみたいな事が書いてあった気がしますが、リバイバルに音楽を付ける企画だとコレは初めの方なのかな?デイヴィスの音楽が付いた状態のソフトとかあるのかな?だとしたら観てみたいな。そんな音楽って感じ。
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サントラは、Carl Davis Collectionから出ています。
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↓は、日本版ソフト。詳細は、各自でご確認を。
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