2022年5月7日土曜日

サントラ「ヴァニタスの手記(2021-2022)」

望月淳の原作を基に「ヴァニタスの書」を巡る物語を描いたファンタジー。監督は、板村智幸。音楽は、梶浦由記。なんかもうそんな戦わなくて良いし、真面目感も出さなくて良いからさ、もっと日常のあれこれをやって欲しいんだけどな~、みたいな二次創作的な夢想をしながら観てたんですが、一般的な評判はどうだったんでしょうね?私なんかは楽しかったんで、続きもアニメになってくれると良いなぁって思ってるんですが・・・。はい、で、音楽ですが、梶浦音楽なんで、荘厳とか、オペラティックとか、ゴシックとか、グッと来るメロとか、燃え高揚感とか、はいちいち言う必要無いと思うんで割愛しますが、アルバムを聴いてオッと思ったのは、ヴァンパイアやサーカス感がある題材な割にテンプレ感が薄くて感触はクール、「いつも」の雰囲気系に音色を含め幅を感じる、国柄は漠然と英国とか北欧みたいなイメージでいたけどフランスっぽかった(よく考えればジャンヌだし)って事なんかで、これらがアルバムだと特にカラーを感じられる要素になってる印象。で、モチーフは1曲目から流れる儚げなメロ(テーマ?)とシャルラタンだったかのエキゾ系ボーカル入りのヤツが分かり易い感じで、特に前者はサントラのCMでも流れてた豪勢ワルツ調のと同じだと思うんで、本編をTVで観てた人なら耳に馴染んでるんじゃないかなと。他は、まどマギ新編(新編って言うのが大事)やFSNHFっぽいのがあったりしながら、TVアニメ音楽の鬼門的なイメージがあるコメ日常系も問題ない(むしろ良い)感じで、なんか全体的に気合入ってんなぁ、って口から漏れるような音楽だったって言うのかな。実際どう言う心持ちだったのかは知りませんが、私なんかは力作に感じますね。上質かつ風格のある梶浦音楽絵巻って感じ。普通に好きです。

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サントラは、アニプレックスからCD2枚組のアルバムが出てます。

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