2013年の山火事の実話を基に森林消防団の活躍を描いたドラマ。監督は、ジョセフ・コシンスキー。音楽は、ジョセフ・トラパネーゼ。火災で男達のドラマとなれば、バックドラフトよろしくな派手に燃える音楽群を想像し、期待したりする人が多いんじゃないかな?ってなんとなく思ったりしますが、コレなんかはヒロイズムや格好良さや感動なんかを程よく滲ませつつも意外とクールなトーンを貫いてく音楽になってて、トラパネーゼらしい透明感のあるプログラミングに哀が香るシンプルなテーマ曲を繰り返し流しながら、時よりオブリビオンを思い出すスリリングな盛り上げも加えつつ、でも基本は人間ドラマ的な目線で俯瞰的にドラマを見つめるような距離感とユッタリと言う表現がいいかは分かりませんが、忙しなさや派手さやオーケストラでがぁ~!みたいのは少なめな路線。なんとなくマイケル・ベイでの逆光&スローな場面で流れそうな陽性エモーション刺激系を思い出したりするんですが、まぁ簡単に言えばアコースティックなクールさと感動が同居しての6~7割の高揚感を醸し出すような感じ、って言うのかなぁ。なんか国内版の商品説明に「燃えるサントラの名盤が誕生」って書いてあったんで、いや別にそれが間違いだとかって言うつもりは無いんだけど、それを読んで熱い燃えを期待すると・・・うん?あれ?ってなるかもって思ったんで、まぁ商品説明の「燃える」って宣伝文句だから、映画紹介で言う「感動」「泣ける」みたいなのと同じなんだろうけど、一応、言ってはおこうかなと。
(Amazon/CD)
【Amazon】(ダウンロード)
【TOWER】(CD)
サントラは、Varese Sarabandeから出てます。
●【オンリー・ザ・ブレイブ [Blu-ray]】
(Amazon)
【TOWER】
0 件のコメント:
コメントを投稿