闇の魔王の手に落ちた王女を救おうとする青年を描いたファンタジー。監督は、リドリー・スコット。音楽は、ジェリー・ゴールドスミス。若きトム・クルーズもそうですが、ビジュアル的にすこぶる楽しめる、スコットの美術趣味がファンタジーと上手く融合した良い見た目、ってイメージが個人的にはある作品で、えっと、確か、欧州・日本公開版がゴールドスミスで、米版がタンジェリン・ドリーム、なんでしたっけ?まぁ取り敢えず編集の違う2種類があって、これはゴールドスミス版の方。まぁ今更言う事でも無いですね。で、以前からこのゴールドスミス版はCDでも何度か出てますが、今回遂に抜けてた未収録曲が追加されたCDがリリース。と言ってもフィルム版で抜けてたのはたった2曲・5分弱位だったみたいなんですが、それでもやっぱ手が「余裕で」出ちゃうのはゴールドスミスのこの音楽がまた魅力的だからで、この追加された2曲もまぁ良い曲なんで買って後悔など微塵もありません。モチーフとかはいちいち言う必要も無いと思うんで割愛しますが、個人的にはゴールドスミスお得意のヘンテコ(褒めてます)シンセが単にキレイなビジュアルを想起させるファンタジーとは違い、何処か奇天烈で奥深い複雑さも感じさせてくれるのが印象に残ってて、確かに音色自体はクセがあるんだけど、改めて聴いてもやっぱここが大事なポイントって言うか、単純に良いなって思いますね。そう言えば、TDもゴールドスミスを意識したのか、いつもの無機質&リズム的って言うより、これだと幻想的な風合いを大事にしたのを書いてて、それはそれでTDらしくはないんですが、でもだからこそまた違ったTD感があって、賛否の分かれる歌曲なんかを含め、私はTD版も結構好きだったりします。なんで、どうせならTD版も今回フルで聴けたら良かったんですが、音源が無いのかなぁ??まぁゴールドスミス版を堪能出来るってだけでコレはコレで有り難いんですが。
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【TOWER】(CD)
サントラは、Music Boxから従来版未収録曲を追加したCD2枚組のアルバムが限定2000枚で出てます。
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