2021年8月29日日曜日

サントラ「宇宙戦争(War Of The Worlds)(2005)」

H・G・ウェルズの原作を基に地球外生命体の侵略を描いたSFサスペンス。監督は、スティーヴン・スピルバーグ。音楽は、ジョン・ウィリアムス。珍しく血飛沫や人体破壊&欠損描写はそうでもないけど、人は普通に死ぬ(のをハッキリ見せる)、赤植物は血液感を滲ませ異様、地球外生命体は怖い、古典っぽさはトライポッドに被せる、でもルックは現代的な万人向けエンタメに仕上げてる、って言う1作で、そこを支えるのがウィリアムス。なんでもSWのEP3?の直後?だったとかで、時間があんま無かった、みたいな話があるらしいんですが、ここでは全体をミステリーで包み、そこにサスペンス、アクション、ホラー要素を加えたシビアな音楽を書いてて、物語を支える機能、視聴欲に直結する魅力、ウィリアムスの個性&ポテンシャル、なんかをメロとは別の面でふんだんに感じさせ、それが高揚感に繋がってく、そんな楽曲ばかり。緊張感と不穏さと不気味さをテンションの増減で細やかに捉え、無機質過ぎず、単調とは無縁、別作品の影はアクセントになり、シリアスな中にちょこちょこ顔を出すドラマ、地味ながらなモチーフ、ミリタリー?なマーチ系も良い感じ・・・等々、表現の幅、感情への刺激、表層的な格好良さ?を含め、まぁ普通にグッと来ますね、コレは。で、このIntrada増曲版は意外と新規曲は少ない?んですが、OPとEDのナレーション無し、ロング版、未収録曲が聴けるのは素直に嬉しいし、アルバム版と比較し易いのもGOOD。因みにX-RAY DOGのゴシック・パワーは未収録(←当たり前か)。

(Amazon/CD)
TOWER】(CD)

サントラは、Intradaからフルスコアにボーナスと従来版を収録したCD2枚組のアルバムが限定生産で出てます。





【宇宙戦争 4K Ultra HD+ブルーレイ[4K ULTRA HD + Blu-ray]】

(Amazon)
TOWER

0 件のコメント:

コメントを投稿