2021年8月14日土曜日

サントラ「ウェイティング・バーバリアンズ 帝国の黄昏(Waiting For The Barbarians)(2019)」

J・M・クッツエーの原作を基に見えない敵の恐怖により人間の闇が炙り出されて行くドラマ。監督は、シーロ・ゲーラ。音楽は、マルコ・ベルトラミバック・サンダース。ジャケ絵でも分かるように、ライランスにパティンソンにデップって言う、コレだけで日本だったら劇場公開しても良いんじゃ?、なんて思ったりもするんですが、まぁ世の中の状況を無視してもヒットはしなさそうだし~みたいな判断があったのか、普通にソフト&配信になった1作。まぁそれはそれとして、音楽。舞台が架空の場所らしいんで、それもあってか民族楽器や薄っすらボーカル(ホーミーっぽいのも含む)を使って、異国情緒って言うより無国籍っぽい雰囲気(個人的には中東とかモンゴルとかミャンマーとかパルチザン?とかが脳裏を過ぎる感じ)を構築してて、そこに猜疑心なんかが絡む話っぽく、一定の暗さの中に遣る瀬無さや不穏さや空しさ、みたいな香りを漂わせ、けど意外とサスペンスフルな展開には行き過ぎない、って言うスタイル。なんで、想像してたより大分淡々としてるな、って言う印象。モチーフは2つ位あって、メロ?フレーズ?そのものは地味で、顔出しはそこそこ、でも悪くない、ってレベル。個人的にはSD感有抑制音使いベルトラミ(書いてて意味分かんないけどw)、って感じかな。

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サントラは、La‐La Landから限定1000枚でCDが出てます。

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