フランシス・ホジソン・バーネットの原作を基に祖父の家にやって来た孤児の少女を描いたファンタジー。監督は、マーク・ミュンデン。音楽は、ダリオ・マリアネッリ。ジャケを見ると少年の1人が黒人だったりするんで、何かしらアレンジされてるのかな?、でも音楽を聴いてる感じじゃ話はあまり変わってなさそうなんだけど・・・とか思ったりもする、映画だとコッポラのヤツが特に有名?なイメージがある「秘密の花園」関連作。で、音楽はこう言う題材にピッタリのマリアネッリで、書き上げた音楽もその期待を裏切らない美しく上品でリリカル、でも単に取っ付き易い感じにはいかない、奥深さや小難しさも微妙に滲ませる、如何にも文芸作品でのマリアネッリ。テーマ曲は比較的シンプルかつ耳に残るタイプで、ドルリューみたいにそのものずばりが特段エモーションを異常に刺激する感じでは無いにしろ、それでもアレンジ&顔出しによって存在感は十分。前半は少女の境遇と見知らぬ家に引き取られての居心地の悪さ起因、なのかは知りませんが、暗さや怖さをミステリアスな不穏さと共に描き、その後は、庭の発見や少年達との出会いを感じさせるようにコミカルな躍動感や明るさが増していき、後半はシリアスさも込みでドラマティックかつ感動的に展開してく、そんな感じ。なんで、問題なく聴けるんじゃないかな、と。
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サントラは、Deccaから出てます。
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