2020年8月22日土曜日

サントラ「ジョジョ・ラビット(Jojo Rabbit)(2019)」



第二次大戦時のドイツを舞台に空想上の友達がヒトラーと言う少年を描いたドラマ。監督は、タイカ・ワイティティ。音楽は、マイケル・ジアッキーノ。正直本編を観た時は歌曲の印象に引っ張られたっぽくて、スコアはあまり印象に残ってなかったんですが、こうやってアルバムで聴くと全体像が明確になる事もあってか、やっぱ変わりますね、印象って。で、その音楽は、まずドイツ語?かなんかで歌うマーチをテーマ曲にした構成は当たり前と言う感じで、それ以外はデスプラのムーンライズ・キングダムみたいなボーイスカウト感覚、子供っぽい躍動感や軽快さ、ドラマ寄りの悲壮感や鎮魂歌・・・と言う程重々しい訳ではないんですが、ボーイ・ボーカル?を加えての感傷的な風合い・・・等々を物語に合わせてやっていく形。全体的に、アクション的なと言うか、ジャンル的なと言うか、そう言う分かり易い聴き所や派手さがあると言う感じではないし、1曲1曲も大して長くない物が多いんで、その面から聴き応えが薄まりそうな気もしなくはないですが、題材をジアッキーノらしく消化し、特徴付けもしてある、地味良いスコア、なんじゃないかなと思いますね。あと、個人的には、猿の惑星やジュラワみたいなプリミティヴ感覚やロストを思い出す変化には乏しい地味~な感じの中間、又は同居みたいなサスペンス系に聴き所を感じられたのがポイントだったりも。

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サントラは、Hollywood Recordsからスコア版(ダウンロード)↑とコンピ版↓が出ています。

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