2020年4月28日火曜日
サントラ「Ta la land, City of Fear(2017)」
現代を舞台に超常的な力を持つ存在との戦いを描いたホラー。監督は、トマス・ルチョロ。音楽は、ゲルマン・バロン・ボラス。スペインのインディー系映画のようで、サントラのジャケを見るとエクソシストかよと突っ込みたくなりますが、音楽に関してはこう言う低予算ホラーだからこその魅力を感じられる物になっていて、簡単に言えばジョン・カーペンターやゴブリンなんかのあの流れ。そこにスペイン的と言って良いのかは分かりませんが、ギターの爪弾きがあったり、何か本編だと人々を守る組織みたいのが出て来るらしく、そう言う所を感じさせるようなドラムや古的な風合いがあったり、宗教感覚があったり、悪魔の声を意識したようなボーカルがあったりと、厳かと言うほど格調高い訳ではないんですが、それっぽいダークさの中に、ちょこちょこと題材の要素が加味してある感じ。リズムの反復による中毒性や強烈なインパクトがあるかと言うと微妙だし、プログレ色が薄まると魅力が落ちるような部分もありますが、アサイラム系のチープながら真っ当に聴かせるアンダー・スコアっぽい部分があったりもして、全体的には中々良い感じ。曲単位で言うと趣向にバラつきが出るかもしれませんが、取り敢えず、プログレ路線が好きなら良いんじゃないかなと。
(Amazon/CD)
【TOWER】(CD)
サントラは、Quartetから限定200枚でCDが出ています。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿