2020年2月27日木曜日

サントラ「スケアリーストーリーズ 怖い本(Scary Stories to Tell in the Dark)(2019)」



アルビン・シュワルツの原作を基に怖い話が載った本を手に入れた子供達が夜な夜な得体の知れない存在に襲われるようになるホラー。監督は、アンドレ・ウーブレダル。音楽は、マルコ・ベルトラミアンナ・ドルビッチ。この原作を学校だか図書館だかに置くのは問題だと騒ぎになった事があるらしく、そう言う題材をギレルモ・デル・トロが関わって映像化していると言う点だけで観たくなりますが、その気持ちをまたグッと引き上げてくれるのがこの音楽。もの哀しく儚げなオルゴール調からミステリアスなメロへ向かう1曲目で一気に不気味で怖ろしいホラー世界へ誘うと、それ以降はこのメロを絡めての甘さの無いソリッドで勇ましいモンスター感もある楽曲とそれっぽいムードの醸し出しやショッキングな脅かしを加え、僅かに美メロも流れてくると言う、ベルトラミ+ホラーで聴きたいと思う要素を卒なく聴く事が出来るような感じの安心設計。個人的には、斬新かどうかは別にしてもプログラミングにこれまでのベルトラミ(組)とは違う感覚を感じられるのが面白い所で、ここにはドルビッチの影響があるような、ないような・・・。まぁ、そこはよく分かりませんが、取り合えず、CDが出なかったら完全にスルーし、本編を観た後にダウンロードしかないのかとガッカリしていたと思うので、CDで出てくれて良かったなと。因みに、IMDBによるとドルビッチはロシア出身で、ベルトラミ関係だと「1864」「マチルダ 禁断の恋」で追加音楽を担当していたみたいです。

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サントラは、Ent. Oneから出ています。CDには、ドノヴァンが歌う「Season of The Witch」を追加。

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↓は、ラナ・デル・レイが歌う「Season of The Witch」のシングル(ダウンロード)。

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