2022年2月8日火曜日

サントラ「スペース1999(Space: 1999)(1975)」

地球の周回軌道を外れた月を描いたSFドラマ。音楽は、エンニオ・モリコーネ。ジェリー・アンダーソンの言うまでも無い作品ですが、コレはS1?だったかの3話分を編集しイタリアで劇場公開されたやつ、なんだそうです。で、音楽はバリー・グレイでもデレク・ワズワースでもなくモリコーネ、のオリジナルとモリコーネのライブラリー音源?が本編で使われてるらしく、これはそれらを収録したアルバムとの事。その音楽は、アブストラクトさとフリージャズの混合みたいなのから始まり、それ以降は同様の路線とより抽象的なのと不協和音系と70年代?位のSFにありそうな電子音やSEみたいな音を組み合わせた楽曲が連続してく感じで、楽曲によってはドン・エリスとかギル・メレとかガスコーニュとかを想像しても良いかもなぁ、って感じも。まぁこう言うのなんで所謂万人受けではないと思うんですが、個人的には怪奇みたいなのとは大分距離があるタイプだと思ったのと全体的にこう言うのっぽい娯楽SFとしての体を保ってる気がするんで、なかなか聴き応えがありました。夜な夜な目を閉じて聴くとそこにはモリコーネの広大な実験宇宙空間が広がり・・・かは知りませんが、取り敢えず、モリコーネの実験系?に食指が動く人なら問題なく聴けるんじゃないかなと。

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サントラは、Penta Music/Beat RecordsからCDが出てます。LPはDeath Waltz。

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