2020年9月12日土曜日

サントラ「銀幕のメモワール(Lisa)(2001)」



第2次世界大戦前に活躍していた銀幕スターの消息を掴もうとする青年を描いた戦争ドラマ。監督は、ピエール・グランブラ。音楽は、ガブリエル・ヤレド。全く知らない作品だったのでちょこっと調べた所、消息したスターのドキュメンタリーを製作しようとしている青年が事情を知る女性と出会い、そこから語られる真実を聞いて・・・みたいな、恋愛や戦争やナチを含んだ話らしいんですが、音楽には戦争やナチ感はあまり存在しない感じで、全体を通して大人な陰のある悲哀な恋愛物流れな楽曲が中心。で、これが分かり易いテーマ曲を軸にした美しくエモーショナルな音楽だったので、知らなかった事もあってお~と思いながら聴いてたんですが、所々が少しサルドっぽいと言うのか、モチーフその物は分かり易いけどニュアンスは少し複雑と言うのか、取り敢えず、ストレートに取っ付き易い感じじゃないのが印象的だなぁ、と思ったり。でも、まぁ、やっぱりテーマ曲の情感豊か・・・過ぎはしないけど、そう言う流れにある特徴的でキャッチー・・・なんだけどやっぱ取っ付き易過ぎはしないと言う、語弊力に乏しい人間には説明が難しい感じのテーマ曲が全体のトーンを決定付けていて、作品の知名度の有無は知りませんが、わざわざCDで出すんですからそんな噛み応えがない音楽ではないんだろうな、と言う予想を裏切らない感じに楽しませてくれます(個人的には)。

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サントラは、Calderaから出ています。

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