2020年9月13日日曜日

サントラ「ワイルド・ギースII(Wild Geese II)(1985)」



ダニエル・カーニーの原作を基に危険な依頼を引き受ける傭兵部隊の活躍を描いたシリーズの第2弾。監督は、ピーター・R・ハント。音楽は、ロイ・バッド。前作では戦争アクション風の映画に沿ったイケイケの豪快な音楽を書いていたバッドでしたが、今回は映画自体がスパイスリラーのようなテイストになったため、音楽もそう言う感じに変更。で、出だしでは本作の撮影直前(10日前だったか?)に亡くなったリチャード・バートンへの追悼だったか、説明だったかで、前作のダイジェスト映像みたいなのが流れるんで、そこは前作の豪快な感じを引き継いだ音楽が流れるんですが、その後は本作のテーマ曲となる哀愁の欧州的なメロを軸にしたジャズや当時の空気感を感じられる、今となっては懐かしいサウンドを基調にしたサスペンス・アクションが連続し、何と言うか、大して作品に馴染みがある訳ではないし、音楽も今回ほぼ初見みたいな感じのくせに、やっぱ良いよね、と「やっぱ」と言う文字を使って、あたかも昔から大好きだった音楽をやっと聴く事が出来た、みたいな風にも受け取られそうな感想を言いたくなるような音楽だな、と。まぁ、前作の音楽を好きな人がそのテイストを期待して聴くとあれ?となるかもしれませんが、個人的には十二分に楽しめましたし、今後もそうでしょう。因みに、CDを入手した際には海賊版CDのジャケにもなってるあの絵柄がジャケになってないのは何でだと思ったんですが、CDを取り出すと下にその絵が出てくるんで、その点はご安心を。

(Amazon/CD)
TOWER】(CD)

サントラは、Calderaからシルヴィア・バッドのオーディオ・コメンタリーも収録したCDが出ています(レーベル完売?)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

↓は、日本版ソフト。詳細は、各自でご確認を。

(Amazon/DVD)
TOWER】(DVD)

0 件のコメント:

コメントを投稿