2020年7月25日土曜日

サントラ「ミラーズ(Mirrors)(2008)」



とある廃墟ビルの夜間警備員になった男を描いたホラー。監督は、アレクサンドル・アジャ。音楽は、ハヴィエル・ナヴァレテ。アジャなんでスプラッターな残酷描写が色々楽しかった記憶がありますが、本編は前に1度レンタルで観ただけなんで記憶にはあまり残ってない1作・・・いや鏡に映った女性がガラスで首を突き刺すみたいな所とラストのキーファが鏡の世界に・・・みたいな所は何となく覚えてるけど、正直、本編の印象は薄目。でも、音楽は意外と印象に残ってて、それがなぜかと言えば、あのパンラビの後のナヴァレテの担当作がこれだから。で、その音楽は、イサーク・アルベニスの「アストゥリアス」と言うのをモチーフ的に何箇所かで流し、それ以外はムードとショッキングなサウンドを基調にした良くも悪くも今時のハッタリ系と欧州的な香りのするホラー描写の混合と言う感じで、オリジナルで先のモチーフを超える印象的なメロが聴かれなかったり、比重が今時寄りだったりするんで、やっぱパンラビの次と言う流れ、そこからの期待値から考えると裏切られた感はあるんですが、それでもオケ感のあるちょっと古めかしい屋敷の絵が浮かぶような部分もあったりするんで、特段言い訳では無いんだけど、そこまで悪くも無く、個人的には卒なく聴ける部類に入るんじゃないかなと。

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サントラは、Lakeshoreから出ています(CDはレーベル完売?)。

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