2020年7月5日日曜日

サントラ「ドラゴン・スレイヤー 伝説の勇者パラディン(Dawn of the Dragonslayer)(2011)」



中世を舞台にドラゴンとの戦いを描いたファンタジー。監督は、アン・K・ブラック。音楽は、パヌ・アールティオ。MMSから出たアールティオの2つ目がコレだった気がしますが、これもオーソドックスな魅力を持った音楽になっていて、久々に聴きましたがやっぱ良いなぁ。テーマ曲は勇ましいと言うよりはドイルのエラゴン系とでも言うのか、ヒロイズムとロマンが交わったようなタイプで、出だしなんかは少しウィリアムズのジュラパのテーマが香る感じもしますが、生真面目と言うより少し軽くチープな感覚があるのが印象的。戦闘系だとLOTRなんかを思い出させるようなコーラスを交えての重厚でダイナミックな楽曲が出て来たりもして盛り上げてくれますがが、個人的に全体を聴いて脳裏によく浮かぶのはパウエルのヒクドラで、実際に意識していたのかは知りませんが、「Test Drive」のイメージがあるのかなぁ、なんて思ったりする事もチラホラと。時期的に意識している可能性は十分あるんじゃないかなと思うんですが、どうなのかなぁ。まぁ、そう言う面で何処かで聴いたような要素が散見する音楽ではあるんですが、だとしてもこれだけ聴かせてくれれば十分じゃないかな、とは普通に思えるレベル。ファンタジーが好きなら取り合えず一聴の価値あり、だと思います。

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サントラは、Moviescore Mediaから出ています(CDはレーベル完売?)。

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