2020年6月20日土曜日

サントラ「きょうはみんなでクマがりだ(We're Going on a Bear Hunt)(2016)(TV短編)」



マイケル・ローゼンの原作を基に熊を探しに行く家族を描いたアドベンチャー。監督は、ジョアンナ・ハリソンとロビン・ショウ。音楽は、スチュアート・ハンコック。日本でソフトは出てないみたいですが、Eテレで吹き替え版が放送された事はあったみたいで、その際には、水瀬いのり、梶裕貴、三瓶由布子、佐々木優子、と言った方々が声を当てていたとか。で、音楽は、MMSから出た「Underground」「Bodyguard:A New Beginning」なんかのハンコックですが、今回はファミリーな作品と言う事もあってそう言う優しい感じや幸福感や英国っぽい上品さを纏ってのファンタジー冒険物って感じで、絵のタッチや服装から軽めのピクニック感覚をなぞるようなコミカル系も想像していましたが、実際は80年代頃の堅実なアンダー・スコアの雰囲気があると言うのか、個人的にはあくまで部分的にですがブロートンの「ハリーとヘンダスン一家」辺りが浮かんで来るような音楽に感じられたのが予想外で楽しかったなと。捜索過程では、時にアドベンチャラスで、時にファンタジックで、時にミステリアスな生真面目系が顔を出すんで、そう言う面での面白さも感じられますが、やっぱりチャーミングで軽快なテーマ曲が音楽の軸として何度も顔を出すのがポイントで、更にメロ自体も印象的だから尚更良いと言う、こう言う所は過去にサントラCDが出ている作品と一緒の流れ。まぁ、相変わらずメジャー作品には縁遠い影薄なハンコックですが、今回も普通に良いスコアを書いていると思います。あと、IMDBによると、本作は2017年のHMMAの短編音楽部門にノミネート、JGW(ジェリー・ゴールドスミス・アワード)とMSAIの短編音楽部門で賞を獲得しているみたいです。

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サントラは、Sony Classicalから出ています。ジョージ・エズラ・バーネットの歌曲も収録。

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↓は、日本版の本。詳細は、各自でご確認を。

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