2020年6月4日木曜日

サントラ「The Unknown Known(2013)(ドキュメンタリー)」



アメリカ合衆国大統領首席補佐官や国防長官を歴任したドナルド・ラムズフェルドのドキュメンタリー。監督は、エロール・モリス。音楽は、ダニー・エルフマン。ラムズフェルドと聞くともうスティーヴ・カレルが高笑いする姿しか個人的には出て来ませんが、本作はそのラムズフェルドの議員時代からイラク戦争までに焦点を当てているそうで、ちょっと興味あるなと思ってちょろっと調べてみたんですが、日本だとソフトは出てないっぽいです(検索するとリーアム・ニーソンの「アンノウン」ばかり出て来る)。で、エルフマンのドキュメンタリーってあんまり記憶に無いなと思いつつ、そう言えばオペレーションなんちゃらとか言うのがあったような、と思いIMDBを見てみると、短編を除き、見落としてなければ2011年のバートンとエルフマンの対談と先の「スタンダード・オペレーティング・プロシージャー」の2作がエルフマンの担当したドキュだったようで、本作は3作目のようです(対談がエルフマンの既成曲ばかりなら除いても良いのでそうすると実質2作目?)。その音楽は、所謂奇妙な世界観やサーカス&カーニバルチックな賑やかさ、毒々しさ、色彩、ダークな格調高さ、とかは大分薄い・・・と言うかほぼ無いんですが、1曲目から最後まで途切れる事無く・・・かは置いておいてもエルフマンそのもの。テーマ曲を含めミステリアスな味付けがしてある所なんかはこの手のドキュメンタリーっぽく、人物像に迫り、謎を解き明かし、推測していくような描きを想起させる流れも常套ですが、スコアとしては問題無し。お馴染みのコーラス&ボーカル、ストリングスの刻み、ギターのアコースティックな響き、ピアノのミニマル感、等々、色彩感が薄いからこそのエルフマンがここにはいるんで、まぁ、うん、エルフマンが好きなら聴いてみても良いと思います。あ、あと、前にIFMCAで名前を見たような気がしたんで調べてみたら、2014年のIFMCAドキュメンタリー部門は本作が受賞してたみたい。

(Amazon/CD)
TOWER】(CD)

サントラは、La‐La LandからCDが出ています。通常版だった気がしましたが、今HPを見たら限定2500枚と記載されています(HPの改修を行った際に間違えたのかも/裏紙に限定表記は無し)。

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