2019年12月21日土曜日

サントラ「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(Star Wars: The Rise of Skywalker)(2019)」



EP1(時系列順として)~のスカイウォーカー家の話が終わると言う触れ込みのSWのエピソード9。監督は、J・J・エイブラムス。音楽は、ジョン・ウィリアムズ。まず、「フォースの覚醒」からの新シリーズにウィリアムズの参加が決定した時に、新3作の途中で音楽家が変わると言う事は避けて欲しいから、年齢の事もありウィリアムズに固執する必要なんてあるのかと思っていた者としては、結果的にウィリアムズが新3作を書き上げた事は素直に嬉しく思う+頭が下がるのと、EP4からの主シリーズ全9作で音楽家が一貫して変わらなかったと言うのは、今後中々破られない記録になったのではないかなんて、今は思ったりしています。で、その音楽は、言うまでも無くライトモチーフ形式で、ウィリアムズの弟(ドン・ウィリアムズ)が過去作のテーマ曲が全部入っているみたいな事を言っていたと言う記事が出回っている事からも想像出来る、大体その通りの形。レイやカイロ、レジスタンスと言った新しいモチーフと旧作のモチーフが絡み合うのはこれまでと同様で、今回は物語上の関係で今まで出てこなかった旧モチーフも顔を出し、更に新たなモチーフもある感じ(2つか3つ?レン騎士団?ファイナル・オーダー?何か冒険のテーマ?・・・きちんと確認はしてません=勘違いかも)なので、モチーフ量は相変わらず多いのですが、こう言った所の捌きは心配無用と言った感じ。正直、物語の展開を考えるともっとモチーフの細やかな変化やEP3みたいな分かり易い燃え要素があっても良いような気はしますが、それは色々意味で求め過ぎなのかなと言う感覚が出て来る位の音楽は聴かせてくれている感じで、別にウィリアムズの集大成とか、スター・ウォーズ音楽の総括とか、この新シリーズの中でも特別際立った良さが感じられるとか、そう言った感じの音楽ではありませんが、もうモチーフが色々と顔を出すだけで気持ちが上がるんですから、これは最初の方でも書いた主シリーズ全作を担当しているウィリアムズのメロディメーカー振りを褒める所で・・・等々を含め、堅実な音楽に仕上がっている、と言う印象に落ち着くかなと。因みに、個人的に聴きたいと思っていた「運命の闘い」は残念ながらありませんでしたが、今回のOPとEDの演奏を聴くと、ウィリアムズが「これでSWはもうやりません!さよなら!」と宣言しているみたいに聴こえ、笑えました。

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サントラ、Walt Disney Recordsから出ています。日本版↓は、紙ケース・ステッカー付属。

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