2019年12月8日日曜日

サントラ「ドラキュラ(Dracula)(1979)」



ブラム・ストーカーの原作を戯曲化した物語を基にドラキュラ伯爵と英国娘のロマンスを描いたホラー。監督は、ジョン・バダム。音楽は、ジョン・ウィリアムズ。雷鳴が轟き、霧が立ち込め、厳かな古城が映し出される場面、そんな絵が想像出来るような、ミステリアスで何処か優美さも漂うストイックなテーマ曲の持つ世界観が発するように、ドラキュラと言う古典的なキャラクターのイメージを内包した暗闇と不気味さと風格を創造し、そこにモチーフによる統一感、緊張感の緩急を交え、時よりノスタルジー感も滲ませながら、物語を補完していく、クラシカルで、格調高く、ドラマティックな音楽群。ドラキュラと言えばと言うか、この手の怪奇古典モンスターを題材にした作品だとジェームズ・バーナードがハマー・フィルム作品に書いた音楽を思い出すのですが、そう言う人にも違和感無く受け入れられる世界観を持っている上に、時期的にウィリアムズの代表作が並んでいる事はあり、本作もその例に漏れない音楽が続きます。個人的に馴染みが薄かったので(サントラCDも持っていなかった)、今回新鮮な気分と共に聴いて、出だしから最後まで頬が緩みっぱなし。同時期の他作のエッセンスを感じられるのも面白いですが、結構派手に鳴る所が多いのもポイント。無論人によって好みはあるでしょうが、有名な作品なだけはあり、何か納得の1作って言う感じがします。

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サントラは、Varese Sarabandeからフルスコアにボーナスと従来版を収録した限定5000枚のCD2枚組のアルバムが出ています。

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