2019年11月20日水曜日

サントラ「ウォーリアー(Warrior)(2011)」



各々に事情を抱えた兄弟が総合格闘技の場で対峙するドラマ。監督は、ギャヴィン・オコナー。音楽は、マーク・アイシャム。人間ドラマでの素朴なアイシャム、スポコン物でのじわじわヒロイックなアイシャム、父子・兄弟の関係性を捉えるシリアスなアイシャム、と言った楽曲を題材から想像し、実際の音楽もほぼそのままな感じではあるのですが、面白いのがルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの「交響曲第9番」が使用されている事で、これは製作時に第9を流しながらジムでトレーニングをしていた事が関係しているのだそう。それ以外は、幻想感と透明感の中に陽光が差しているような音色やピアノを交えての優しく何処か瑞々しい曲、高揚感を纏っての盛り上げ、ドスの聴いたリズムと甘さの薄いサウンドによる不穏さと緊張感の演出、更に今風のクールなタッチなどがあり、聴き終えた後に強烈な印象を残すメロや楽曲があると言うよりも、記憶の中に薄っすら個々の楽曲の余韻を感触として残し、最終的に悪くなかったと言う所に落ち着くのがアイシャムっぽいなと。因みに、第9の使用箇所は限定的なので、マイケル・ケイメンの「ダイ・ハード」のようなイメージとは違います。

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サントラは、Lakeshoreから出ています。

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