言わずと知れたブッチとサンダンスを描いた西部劇。監督は、セルジオ・ミミカ=ゲッザン。音楽は、ベイジル・ポールデュリス。コレが遺作だったみたいですが、ここで聴けるのは放牧的なドラマ寄りのウエスタン・スコアで、ポールデュリスに期待しがち?な無骨だったり肉厚でバーバリックなパワーと言った面はそうでも無いんですが、そこを除けば真摯に西部劇の息吹を感じられる音楽になってて、決して押し付けがましくない感じでありながらも如何にもかつ魅力的なテーマ曲を要所要所で組み込みながら、時にジェントルに、時にスリリングに、時にストイックに、時に躍動的に奏でていく、正に王道で期待を裏切らない聴き心地。ギター系の擦弦楽器を印象的に鳴らしてくのも良いし、各曲が短めな割にそんな細切れに感じないのもGOODだし、何より聴いてて清清しくもなるような楽曲ばかりなのが好印象(あくまでスコアの風合いとして)。まぁ、正直コレが遺作なのかぁ、って思いながら聴き終えるとなんとも言えない感覚が残ったりもしますが、スコア的にはストレートにウエスタンの良さを感じられる音楽になってると思います。
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サントラは、Moviescore Mediaから出てます。CDは、限定1500枚。
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